どんなハプニングにもドギマギすることなくいたいと思っている。
一昨日、ツタヤでCDとDVDを借りようとレジに持って行った。
レジでは、実習生と書かかれた名札をつけている女の子がいた。
別に何の変哲のない普通の女の子。
僕はその名札から視線を外し、CD5枚レンタル¥1,000のケータイクーポンを見せるためにケータイ画面を見た。
その店員さんはしっかりと1枚ずつバーコードを読み取って、最後に「○○円ポイントが貯まってますので使いますか?」と尋ねてくれたので、お願いした。
会計は千円と少しで僕は5000円とその少しの端数の小銭を出した。
そして、その店員さんのまだ慣れないけれど最良と思われる笑顔で見送られて店を出た。
いつも僕は、懸命に働いている人を見ると心が洗われる思いがする。
すぐ人を尊敬してしまう単純な人間だ。
ツタヤを出てすぐ、カレーの物凄いいい匂いに誘われて、ココ壱に入った。
絶対、必要以上にカレーの匂いを店から外に出してると思われる。
ココ壱で働けば、そこんところの営業努力の裏側はわかるかもしれない。
カウンターに座り、期間限定の「チキンと夏野菜カレー」を注文した。
期間限定と聞けば、つい試したくなって食いつくところも単純である。
いや、それは、前衛的なのかもしれない。
でも、ご飯の量と辛さはいつも「普通」。
そんなところは保守的だ。
チキンと夏野菜カレーの味は、ちょいぴり辛で、新鮮と思われる野菜(なす、トマトなど)の甘さが引き立ってこれがめちゃくちゃ美味い。
で会計で780円を払うときに財布の中の異変にやっと気付いた。
千円札で払おうと思ったが、千円札がないのである。
さっき千円札がないから5千円札出したのに、千円札が・・・。
ココ壱でのお会計を済まし、ツタヤに戻る時、
おれが金持ちやったら、もう4千円くらいいいのにな。なんでおれ金持ちじゃないねん!そりゃ学生やからな。なんて考えながら、家庭教師のバイトを解雇された僕にとって4千円はそんな簡単に諦めるべきものでないという答えはもう出ていた。
ツタヤに戻り、お金に執着することが嫌いな僕は、上質な客を装い、丁寧な口調でお釣りの件を伝えて、確認してもらった。
社員と思われる人を含めて3人がかりでレジ内のお金を勘定してる中、僕を担当してくれた実習中の女の子は、その横にいて、僕に気付き、みるみる不安になっていくのがその子の表情から窺える。
その店員の女の子への同情心や罪悪感と、お金のことでカウンターを煩わせているという恥ずかしさで非常にめんどくささを感じ、一刻も早く立ち去りたいと僕は思う。
それでもあくまで、上質な客を演じてしまうのは、意思が弱いからなのか、人がいいからなのかわからない。
結局、ぼくの財布に4千円が返ってきた。
この騒動の後その店員の女の子が怒られるのをできるだけ軽減するために、ぼくがお釣りを確認してたら良かったのだということと僕は決して怒ってないということを笑顔をもってなんとなしに伝えてツタヤを後にした。
この一連の出来事の中で、どれだけ自分が冷静に余裕を持っていられたのかとても気になった。
僕の最大限の余裕が100%だったら、きっと30%くらいにまで陥った瞬間があったと思う。
その瞬間の自分の表情が見れたら、もっと余裕度が上がると思う。
きっとその表情を自分で見れば、噴き出して笑ってしまうし。
自分が今どんな表情をしているのか想像することは、冷静さを取り戻したい時には、とても効果的である。
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